白馬の王子様はディスプレイの中に? SNSでの出会いを描いた映画ベスト5

私たちの生活に当たり前のように浸透しているFacebookやInstagram、TwitterなどのSNSは、出会いのツールとしても要注目。「忙しくて出会えない」「共通の趣味の人が周りにいない」など、時間や場所といった制約を取り除いてくれるネット上での出会いは、これからますます一般化していくはずです。SNSで出会って結婚した夫婦は離婚する確率が低いなんてデータもあるらしいですよ?

そこでご紹介したいのが、SNSでの出会い、恋愛を描いた映画作品。周囲からは「危ないよー」「大丈夫?」なんて言われながらも、ディスプレイの向こうにいるのは広い、広いネット上で出会えた運命の人かも?なんて心を躍らせる。映画の中で展開するバーチャルな恋は恋愛映画の醍醐味であるハラハラドキドキが満載。二人の運命の行方は?ネット上での出会いはリアルにつながるのか?などなど、当事者意識満点で見ることができるでしょう。

昨日まで知らなかった人との恋 超ド直球のネット出会い系映画

1. きみといた2日間

ネットでの出会いってどうなの?という人にまず観ていただきたいのが、そのものズバリ!ネットでの出会いをきっかけにした男女の恋の行方を描いたアメリカ映画『きみといた2日間』「アメリカのカップルの1/3はネットで知り合っている」の宣伝コピーが目を引く、ネット恋活から始まる物語です。

MOVIE DATA

公開年 2014年
スタッフ&キャスト
監督 マックス・ニコルズ
出演 アナリー・ティプトン/マイルズ・テラー/ジェシカ・ゾア/スコット・メスカディほか
オフィシャルサイト http://www.finefilms.co.jp/kimi2/

主人公は恋人に振られ、就活もうまく行かず、人生どん底の大学生のメーガン(アナリー・ティプトン)。気がつけば部屋にこもってネットサーフィンというイケてない週末を過ごすようになっていたメーガンは、インターネットの出会い系サイトでメッセージを送りまくることに。反応のあったアレック(マイルズ・テラー)とはもちろん初対面でしたが、お互いをよく知らないネットでの出会いということもあり一夜限りの関係を持つことになります。

ネット恋活というには出会い系要素が強すぎる気もしますが、行きずりの出会いから物語は思わぬ方向に展開します。翌朝、お互いに「もう会うこともない」と、後腐れなく関係を終わらせようとしていた二人でしたが、街に猛吹雪が襲来して部屋から出られないという事態に陥ります。もう一晩二人きりで過ごすことになったメーガンとアレックは、昨夜の行為をあけすけに振り返ったり、不満をぶつけたりしながら距離を縮めていきます。

順番はともかく、ひょんなことから二人の関係性が変化していくというラブストーリーは、「最近恋してないなあ」というあなたに「ネットの出会いもアリかも」と背中を押してくれるかもしれません。

アメリカドラマが好きな人は、メーガンのルームメイトに『ゴシップガール』のヴァネッサ役でお馴染みのジェシカ・ゾアが出演している点にも注目です。

すれ違い、勘違い、誤解・・・・・・SNSのリアルなハラハラドキドキを疑似体験!

2. ハッピーログイン

出会い系ではなく、SNSでの人間模様を描いたのが、韓国映画『ハッピーログイン』。6人の男女の恋や仕事、生活をSNSというツールを媒介にして描くラブコメディです。アラフォーで独身のCA役に日本でもお馴染みのチェ・ジウ、売れっ子脚本家役にイ・ミヨン、韓流スター役でユ・アインなどが出演。ことなキャラクターを持つ6人の群像劇をSNSへの投稿、「いいね」や「コメント」「シェア」の数に悩む姿など現代的にアレンジしています。

MOVIE DATA

公開年 2016年
スタッフ&キャスト
監督 パク・ヒョンジン
出演 イ・ミヨン/チェ・ジウ/キム・ジュヒョク/ユ・アイン/カン・ハヌル/イ・ソム
オフィシャルサイト http://happylogin.jp/

劇中ではFacebookと思われるSNSが物語の中心に据えられ、「友だち申請許可してくれない!」「メッセージが返ってこない」「やっと返ってきた!」なんて「それわかる」と声に出してしまいそうなSNSならではの日常のドキドキが散りばめられています。

3. ウソはホントの恋のはじまり

SNSによって個人の趣味嗜好が丸裸になってしまう時代。彼好み、彼女好みの人物像をネットで知ったなんてこともあり得ない話ではありません。恋する女性のSNSでの発信を元に、理想の男性を演じる青年の恋の行方を描いたのが『ウソはホントの恋のはじまり』

MOVIE DATA

公開年 2016年
スタッフ&キャスト
監督 カット・コイロ
出演 ジャスティン・ロング/エヴァン・レイチェル・ウッド/ブレンダン・フレイザー/シエナ・ミラー/ビンス・ボーンほか
オフィシャルサイト http://www.usokoi.net/

物語は売れない小説家のサム(ジャスティン・ロング)がカフェで働く女性に恋をするところから始まります。彼女の名前はバーディー(エヴァン・レイチェル・ウッド)。サムは名前だけを頼りにFacebookでバーディーを探し出すことに成功します。社交ダンス、柔道、料理などFacebookのプロフィールや投稿を通じて彼女の趣味に詳しくなっていくサム。少し怖い、というか暗いよサム!と思わなくもありませんが、サムはバーディーの思い描く理想の男になるべく努力を始めるのです。偶然の出会いを演出して、バーディーとお近づきになったサムは、リサーチを生かして晴れて彼氏の座を射止めたのですが・・・・・・。

バーディーが好きなのはサムが演じている理想の彼?それともサム?SNSで相手の理想が手に取るようにわかるというのもいいのか悪いのか。SNSで見栄を張ってやたらと盛りたがる人もいますが、サムとバーディーの恋はどんなふうに進んでいくのでしょう。

SNS以前のネット恋愛ってどんなだった?外せないメグとサムの王道ラブコメディ

4. ユー・ガット・メール

ネット恋愛を描いた映画の古典的作品と言えば1999年に公開された『ユー・ガット・メール』でしょう。ラブコメディの女王、メグ・ライアンと名優、トム・ハンクスがAOLのプラットフォームを使ってメールをやりとりする姿は、当時の最先端の新しい恋の形として話題を呼びました。メールを受け取った際に聞こえる「You’ve got mail」の着信音とともに日本でもAOLの会員数が急増したという影響もありました。

メグ・ライアン演じるキャスリーンが同棲中の彼がいるにもかかわらず、インターネット上での名前、スクリーンネームしか知らない男性に心惹かれていく様子は、文字だけの通信という舞台装置を得てさらに盛り上がっていくのです。メールの相手、トム・ハンクス演じるジョーが、実はリアルでは商売敵の御曹司という、恋愛映画の必需品である障害も設定されていて、『めぐり逢えたら』から続くエフロン監督、トム&メグのラブロマンスの王道要素もてんこ盛りです。

時代はさらに進み、写真や動画も当たり前のように行き交う時代になりましたが、文字だけの恋、文章にこそ人柄が表れるというのは、SNS、ネットを介した恋をしたことがある人には共感できるのでは?

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公開年 2016年
スタッフ&キャスト
監督 ノーラ・エフロン
出演 トム・ハンクス/メグ・ライアン/パーカー・ポージー/ジーン・ステイプルトン/スティーブ・ザーンほか

本当は怖い!?Facebookの危険性に警鐘を鳴らす作品も

5. キャットフィッシュ

「理想の女性に巡り会えた!」と心を躍らせていたら、その女性は実在しなかった。見た目やプロフィールを偽る“なりすまし”“偽アカウント”は真剣な出会いを求める人にとっては深刻な問題です。ネットでの出会いがカジュアル化すればするほど増す、こうした危険性に警鐘を鳴らした作品が『キャットフィッシュ』です。

アメリカでは、なりすましアカウントのことを「catfish」と言うそうなので、まさにそのものズバリのタイトルですね。主人公のニーヴ・シュルマンが、ネットで知り合い付き合うことになった“彼女”は実は別人だった・・・・・・。Facebookの写真もプロフィールも友達さえウソ。複数アカウントを駆使して、架空の人物を作り上げる自作自演だったというショッキングな話は、ジュルマン自身が経験した実話に基づいているというから驚きです。
この作品、この期の展開がまたすごいんです。半ばノンフィクションのドキュメンタリーとして話題を呼んだこの映画の反響を受け、全米から「ネット恋愛の相手を調べて欲しい」という依頼が殺到し、テレビのリアリティ番組「CATFISH:THE TV SHOW(邦題:キャットフィッシュ~リアルレポート ネット恋愛の落とし穴~)」としてMTVでレギュラー放送が決定、瞬く間に人気番組になり、続々とシーズンを更新しているのです。こちらのテレビシリーズは、日本でも複数の動画配信サービスで人気を博しています。恋する気持ちを食い物にしようとするcatfishに騙されないためにも、この番組で傾向と対策を立てておきましょう。

MOVIE DATA

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公開年 2010年
スタッフ&キャスト
監督 アリエル・シュルマン/ヘンリー・ジュースト
出演 アリエル・シュルマン/ヘンリー・ジュースト